床暖房の施工事例

都心の高級マンションにお住まいだったYさんは、あこがれの海の近くに戸建て住宅を新築。

熱源機の必要な温水式床暖房では、塩害の問題があるのと、床が全面石張りの為、昼間電力タイプのコンクリート埋設方式を導入しました。

眺めがよいので、窓の開口部を大きくしてしまい床暖房だけで暖まるか不安でしたが、熱負荷計算の上、ヒーター容量を大きく敷設してもらったことで、快適に利用しております。

きっかけは、膝が痛むほど寒い朝の台所。自分でいろいろ情報収集して出した結論は床暖房でした。

リビングの床は、小さな傷なら雑巾で拭くだけで簡単に消えてしまうので、気をつかわずにすみ、ほこりをまき散らすエアコン等を利用しなくなって掃除が楽になったとのこと。
床暖房の暖かさを、「太陽がもう一つ出た」と奥様は素敵な言葉で例えてくださいました。
「とにかくひざが痛まなくなったんです」と幾度も嬉しそうに語られ、今は「二つの太陽」の中で暖かな生活を満喫していらっしゃいます。

今後は、脱衣所にも床暖房をお考えのご様子です。

床暖房は主暖房として使えるのだろうか？効用に半信半疑でしたが、そんな固定観念が打ち砕かれました。

たかが床暖房と思っていたのに部屋全体が暖まっているではありませんか。これは補助暖房なんかじゃない、まさしく主暖房です。

もうエアコンもファンヒーターもいりません。それまでの私の床暖房に対する固定観念を覆してくれました。

ベッドで寝ていても床から暖かさを感じると好評です。

大切なご家族のひとりであるお年寄りを安心して任せて頂けるように、設計の段階から検討を重ねました。

入居者の方の中には、エアコンの風を嫌がる方が多いこと、暖かいと軽装で良く、自然に動きも軽やかになること。これらのメリットが床暖房を選んだ理由です。

ヒートポンプ温水式床暖房を採用したので、エアコンを使用した場合と比べても、ランニングコストはさほど変わりません。また、空気の乾燥が少ないのでインフルエンザの予防にも向いています。