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エアコンの冷房と除湿の機能で涼を感じるには限界かも?「打ち水」の効果は、洞窟にいるような自然な涼感

エアコンの冷房と除湿の機能で涼を感じるには限界かも?
「打ち水」の効果は、洞窟にいるような自然な涼感

7月~9月はご自宅・職場・電車・商業施設など、どこを見回してもクーラーがフル稼働しています。天気予報を見れば、「今年は残暑が厳しいです」と毎年のように聞かされている気がいたします。
この時期は「エアコンの冷風が直接あたるのはしんどい」「エアコンの効きが悪いけど、温度設定を低くすると寒くなるから我慢」「快適な温度の調整が上手くいかない」など、みなさん体験されたことがあるかと思います。
一方で、森や洞窟など、自然に身を置いた時にはひんやりと心地よさを感じることができます。私たちの生活空間や街の中では、この森や洞窟のような心地いい場所をつくることはできないのでしょうか。
今回のトピックは、自然な涼感、特に水の力を借りた涼についてです。

除湿の重要性

その前に、快適さと大きく関係している「気温と湿度」について軽く触れておきます。
気温の高低で、空気中の水分量(飽和水蒸気量)は異なります。気温が高くなると水蒸気量は多くなり、気温が低くなると少なくなります。
人間は汗をかきますが、汗をかく事で体から熱が奪われていきます(気化熱)。汗をかいて暫くすると寒くなってくるのは、このメカニズムのためです。
ところが、湿度が高い(空気中に多くの水蒸気が含まれている)と、水分の蒸発が抑えられてしまいます。その結果、熱が放出されず「暑い」と感じてしまうのです。快適に過ごすには、室温を下げるだけでなく、除湿も大切なのです。

「打ち水」を室内で?

水分が蒸発することで熱が奪われる効果を利用した、昔ながらの暑さ対策に「打ち水」があります。
エアコンがなかった時代は、道の土埃を鎮めたり、来客時のお清めとしても意味をなしてきました。
洞窟の中などが心地よいのは、この打ち水の効果に似た現象で、洞窟の「壁」が冷えていることで、壁からの放射の影響により周辺の温度が下がるため、私たちは「心地よい」と感じるのです。
しかし、洞窟は私たちのすむ街では馴染みがありません。そこで今注目されているのが、「天井除湿放射冷房」です。

アオキの 天井除湿放射冷暖房「天空」

天井除湿放射冷房「天空」の仕組みは、天井に巡らせたアルミフィンに冷水を循環させることで冷気を放射し、自然対流による“柔らかくて、優しい”風を部屋全体に送りこむ、新しい発想の冷房システムです。
アオキでは、この天井に巡らせたアルミフィンの通水から結露を積極的に発生させることで、冷却と除湿を同時に行う世界唯一の冷房システムである天井除湿放射冷房「天空」(特許取得済)を独自に開発しました。

「天空」は様々なシーンや空間で活躍

「天空」の優れた点の一つに、“温度が均一に保たれる”ことが挙げられます。
冷風を直接吹き込むエアコンは温度のムラが生じやすく、不快感を感じやすくなります。
一方で、「天空」は自然対流(暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降する現象)を利用した空調機能のため、局所的な冷却はなく、室内全体がムラなく冷えるため、心地よい空間がずっと保たれます。
そのため、住宅はもちろんのこと、大学などの教育機関、公民館などの公共施設、幼稚園や介護施設など、多種多様な場所に「天空」は導入されております。
それは人間のために限らず、牛舎や馬房、豚舎などの畜産関係にも使われており、アオキの「天空」がストレスを与えない空間を提供しています。
また、近年注目されるSDGs(持続可能な開発目標)へも配慮しております。水を搬送するだけ(冷水をつくために僅かな冷媒を使用)なので、連続運転でも予め室内で蓄熱を抑えているので省エネも実現し、地球温暖化の抑制にも大きく貢献しています。

自然の力を活用した全く新しい冷房機能、天井除湿放射冷暖房「天空」について、詳しくはアオキまでお気軽にお問合せください。

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